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液晶パネル11世代工場、官民合弁で設置計画か


ニュース 電子 作成日:2009年11月18日_記事番号:T00019308

液晶パネル11世代工場、官民合弁で設置計画か

 
 18日付電子時報によると、政府は友達光電(AUO)および奇美電子(CMO)などと合弁での液晶パネル第11世代工場設置を検討しているもようだ。ただ、群創光電(イノルックス・ディスプレイ)が奇美電買収を発表するなど、台湾メーカー間の競争がより激しくなる中、各社は同プランに対して態度を保留しており、実現するかどうかは未知数だ。

 業界関係者によると、11世代工場の設置には莫大な資金が必要で、単一企業にとって大きな負担となるが、パネル世界最大手のサムスン電子は既に同世代工場の設置計画(2010~11年生産開始予定)に着手しており、今後台湾メーカーの重大な脅威になると予想されている。このため政府は、官民が共同で出資し、生産能力を共有する新たな提携モデルを提案しているという。

 一方AUOは、中部科学工業園区(中科)第4期基地(彰化県二林鎮)に、独自に11世代工場設置を計画しているが、ようやく第4期基地の土地開発許可取得にめどが付いたばかりで、量産開始がいつになるかは依然不透明な状況だ。