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ASE、USIを完全子会社化へ【表】


ニュース 電子 作成日:2009年11月18日_記事番号:T00019311

ASE、USIを完全子会社化へ【表】

 
 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体(ASE)は17日、同社が18.2%を出資するDMS(設計・製造・サービス)大手、環隆電気(USI)の残り81.8%の株式を公開買い付けにより取得し、完全子会社化すると発表した。18日付経済日報が伝えた。
T000193111

 
 株式公開買い付けは、ASE0.34株に対しUSI1株とする株式交換および現金によって行われ、期限は来年1月6日午後3時半まで。1株当たりの買収価格は21台湾元で総額約189億元(約525億円)、ASEは約101億元の現金支出が見込まれる。

 ASEの董宏思財務長(CFO)は完全子会社化を図る理由について「1999年にUSIへ出資した当時は、双方の主要業務は重複していなかった。しかし、ここ数年は軽量・小型の携帯電子製品のプリント基板向けで受注の奪い合いが起きていたため」と説明した。

 ASEはUSI子会社化により同問題を解消し、さらにリソースを統合してIDM(垂直統合デバイスメーカー)などのSiP(システム・イン・パッケージ)を手掛けていく方針だ。