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未成年の性犯罪、4年で約5倍に


ニュース 社会 作成日:2009年11月19日_記事番号:T00019314

未成年の性犯罪、4年で約5倍に

 
 台湾児童・家庭扶助基金会(家扶基金会)の調べによると、性犯罪を犯した未成年者(18歳未満)の数は2005年に153人だったが、08年には751人と4年間で約5倍に膨れ上がったことが明らかとなった。さらに今年は9月末時点で既に730人に達しており、過去最悪の更新は確実なもようだ。19日付聯合報が報じた。

 性犯罪の低年齢化も進んでおり、年齢層別では小学生(6~12歳)による性犯罪の増加率が最も高かった。昨年の最低年齢はわずか7歳だった。被害者は同級生か年下の場合が多いという。また、未成年女子による性犯罪も4年間で2.57倍に拡大し、男子よりも速いスピードで増えていることが明らかとなった。

 東華大学心理カウンセリングセンターの陳若璋主任は、未成年者による性犯罪は、近年インターネットのオンラインゲームなどに性的表現が多く含まれるようになったことで助長されている側面があると指摘。ゲームの中のキャラクターにより、過度な性的刺激を浴びた子どもは、誤った性的観念を身につける恐れがあるとして、メディアやゲームに対する規制を強化するよう政府に呼び掛けた。