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空港MRT沿線で住宅開発推進、行政院長が方針


ニュース 建設 作成日:2009年11月19日_記事番号:T00019324

空港MRT沿線で住宅開発推進、行政院長が方針

 
 呉敦義行政院長は18日、台北圏での住宅供給を増やすため、台北市と桃園空港を結ぶ都市交通システム(空港MRT)の沿線で大型の住宅開発を進める方針を固め、行政院に林中森秘書長を委員長とする専門の小委員会を設けたことを明らかにした。19日付工商時報が伝えた。

 行政院は空港MRT沿線で、台北駅まで約20分圏内にある面積100ヘクタール以上の用地を確保し、若い年齢層でも購入可能な価格で住宅供給を図っていく構想だ。

 呉行政院長は「北部は人口が集中し、住宅価格が下がらないという特徴がある。供給面の改善が必要だ。空港MRTには沿線に22駅が設けられるが、10カ所以上の駅周辺を対象に、まとまった土地徴用が可能かどうか調査を進める」と説明した。

 呉行政院長は香港で空港鉄道の機場快線(エアポート・エクスプレス・ライン)が通る青衣島が数万世帯規模の住宅地として開発された例を挙げ、「ああいう概念は常に脳裏にあった。台湾でも可能だと思う」と指摘した。