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南亜プラで有毒ガス漏れ、プラント操業停止に


ニュース 石油・化学 作成日:2009年11月19日_記事番号:T00019330

南亜プラで有毒ガス漏れ、プラント操業停止に

 
 18日午前9時ごろ、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮郷)にある南亜塑膠工業(南亜プラスチック)のトルエンジイソシアネート(TDI)プラントで有毒ガスのホスゲンが漏れる事故があり、作業員ら12人がせきや息苦しさなどの不調を訴えた。雲林県環境保護局は事態を重視し、同プラントの操業中止を命じた。

 調べによると、プラントの密閉された室内でホスゲン混合器の金属管が破損し、ホスゲンが溶媒とともに漏れ出した。同社は直ちに緊急措置を講じ、約1時間半後に漏れは止まった。

 不調を訴えた12人は、彰化県内の病院で治療を受けたが、間もなく回復。19日にも退院する予定だ。

 環境保護局は午前11時ごろに事故の一報を受けた。同局は今回のような重大事故発生時には1時間以内に当局に通報すべきだったとして、毒性物質管理法、空気汚染防止法に基づく100万~500万台湾元(約280万~1,390万円)の罰金と操業停止を命じた。