６日付工商時報によると、エヌビディアのマイクロソフト・ウインドウズビスタ規格を支援するグラフィックチップＧ80シリーズが人気で、第３四半期に入ってからも好調な受注が続いている。このため、台湾積体電路製造（ＴＳMＣ）への発注量をさらに２割増の発注を行ったもようだ。
設備メーカーによると、エヌビディアが第２四半期ＴＳMＣに発注したのは、90ナノメートル、80ナノメートル製造プロセスが中心で、８インチウエハーの単月投入枚数にして３万5,000～４万枚。第３四半期は当初、４万5,000枚～５万枚の発注を予定していたが、今回の新たな発注によって６万枚規模に迫る可能性もある。
エヌビディアのＴＳMＣへの発注増で、下流のパッケージングメーカー、日月光半導体（ＡＳＥ）、セキ品精密工業（ＳＰＩＬ、セキは石へんに夕）も恩恵を受ける。両社の今期のフリップチップ実装ラインの利用率は、当初予定の85～90％から、95％以上に向上しそうだ。
