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台塩の「中国産食塩は工業用」発言、衛生署が否定


ニュース 社会 作成日:2009年11月20日_記事番号:T00019346

台塩の「中国産食塩は工業用」発言、衛生署が否定

 
 行政院衛生署食品衛生処の林雪蓉処長は19日、前日に洪璽曜・台塩董事長が「中国では食塩の輸出が認められておらず、市中で食塩として流通している中国産塩は工業用の可能性が高い」とした発言を「誤解」と否定し、店頭に出回っている中国産食塩を食べても問題はないと強調した。中央社などが20日報じた。

 林処長は「両岸(中台)食品安全ホットラインを通じ、中国国家質量監督検験検疫総局に確認した」とした上で、中国が輸出を禁じているのは食塩のうちヨード(ヨウ素)が含まれるもののみと指摘した。また、昨年および今年の輸入食塩の抜き打ち検査で中国産食塩はすべて基準を満たし、合格したと語った。なお台湾の「食塩衛生基準」では、ヨード含有の有無は問われない。

 また台北市衛生局は19日、家楽福(カルフール)、大潤発(RTマート)などで販売されていた中国産食塩6件をサンプリング検査した結果、すべて基準を満たしていたと発表した。ただ一部で、ナトリウム含有量が包装記載を上回るなど表示上の問題がみられたという。