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海運会社、とん税導入で税負担半減も


ニュース 運輸 作成日:2009年11月20日_記事番号:T00019348

海運会社、とん税導入で税負担半減も

 
 行政院は19日、船舶重量に基づく外形標準課税のとん税導入に向けた所得税法改正案を閣議決定した。海運会社は来年以降、海運業務収入に対する課税方式で、とん税か現行の営利事業所得税(法人税)のいずれかを選択できるようになるになり、とん税を採用する海運会社は平均で税負担が半減する見通しだ。20日付工商時報が報じた。

 とん税導入は海運業界の懸案で、海運各社の競争力向上に大きく貢献するとみられる。1日当たり課税額は、▽船舶重量1,000トン以下、100トン当たり57台湾元(約160円)▽1,000トン超1万トンまでの部分、同42元▽1万トン超2万5,000トンまでの部分、同27元▽2万5,000トン超の部分、12元──となる。

 海運会社はとん税を選択すると、10年間は課税方式を変更できないほか、損失控除や他の法律に基づく租税減免措置の適用を受けられない。

 また、改正案には多国籍企業が関連企業への融資に伴う利払い分を費用計上し、節税に充てる行為を規制する条項も盛り込まれた。