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作成日:2009年11月20日_記事番号:T00019363
スマートブック、台湾メーカーに新たな恩恵
低価格ノートパソコン(ネットブック)とスマートフォンの中間に位置する新コンセプトのモバイル端末「スマートブック」が来年第1四半期より多くのメーカーから発売される見通しで、和碩聯合科技(ペガトロン)、鴻海科技集団(フォックスコン)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)などの受託メーカーや関連チップメーカーに恩恵が期待されている。20日付電子時報は、スマートブックが今後、台湾メーカーにとっての新たな成長の原動力となる可能性があると指摘した。
また、グーグル(Google)が19日、モバイル・インターネット接続に特化して開発を進める新たなOS(基本ソフト)「クローム(Chrome)OS」のソースコードを公開したことを受け20日付蘋果日報は、「スマートブックに同OSを搭載し、グーグルのクラウドコンピューティングサービスと連結させれば大きな商機が期待できる」と指摘した。
ペガトロンの丘彪盛第一事業群総経理は、「ハードのみを考えれば200米ドル以下のスマートブックを開発することは難しくない」と発言。2010年初旬に第1号機種を発売し、クロームOS搭載機種も米ラスベガスで開かれる家電総合展示会「インターナショナルCES」(2010年1月7~10日)で発表すると表明した。