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コリン、中国子会社が倒産


ニュース 家電 作成日:2009年11月23日_記事番号:T00019384

コリン、中国子会社が倒産

 
 22日付経済日報が香港紙大公報の報道を引用して伝えたところによると、経営破綻から再建途上の家電大手、歌林(コリン)の中国子会社、東莞新林電子がこのほど突然倒産し、20日には100人以上の従業員が解雇手当などの支払いを求め、東莞市政府で抗議活動を行った。同市政府は基金から数十万人民元を元従業員らに支払い、同社工場の資産を差し押さえることで事態を収拾したもようだ。

 東莞新林電子は操業開始から20年近く、主に液晶モニターを製造していた。金融危機以降、業績が落ち込み、10月に生産停止となっていたという。

 工場所在地の東莞市大嶺山鎮政府関係者によると、同工場では9月中旬ごろから受注をストップし、従業員は無給休暇に入っていたという。同地の司法関係者は、従業員400人余りに対し、同社は計350万人民元(約4,554万円)の補償金を支払う必要があり、今後工場や設備を競売にかけて売却し、これを補償金に充当することになると語った。