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日系が電子製品の外部委託拡大、台湾メーカーに恩恵


ニュース 電子 作成日:2009年11月23日_記事番号:T00019386

日系が電子製品の外部委託拡大、台湾メーカーに恩恵

 
 これまで、自社グループ内で強固なサプライチェーンを築いていた日系のコンシューマ向け電子製品メーカーが、最近の円高を受けて厳しい経営状況に立たされ、下半期以降、相次いで生産の外部委託拡大を行っており、日系メーカーとの関係が深い台湾の受託メーカーや部品メーカーが大きな恩恵を受けている。22日付工商時報が報じた。

 日系による委託生産が拡大しているのは、主にノートパソコン、ゲーム機、液晶テレビで、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、緯創資通(ウィストロン)、鴻海科技集団(フォックスコン)などが受注を増やしている。また、これまで主に米ヒューレット・パッカード(HP)にプリンター向けコネクターを供給してきた瀚荃(CviLux)は第3四半期からキヤノン向けに出荷を開始、金型の鉅祥(G-シャンク)も日本からの受注が増え続けているという。

 さらにコネクターの宏致電子(ACES)によると、ノートPC大手は低コストで一定の品質を備えたコネクターを生産できるのは台湾メーカーだけとの認識を持っており、同市場では台湾メーカーが日米メーカーの地位に取って替わる勢いとなっているようだ。