ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

液晶ドライバICの聯詠科技、「新奇美」から受注増も


ニュース 電子 作成日:2009年11月23日_記事番号:T00019393

液晶ドライバICの聯詠科技、「新奇美」から受注増も

 
 22日付工商時報によると、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の液晶パネルメーカー、群創光電(イノルックス・ディスプレイ)による奇美電子(CMO)合併で成立する「新奇美」は、群創の意向を受けて聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)からの液晶ドライバIC調達比率を引き上げる可能性が高いとみられる。

 パネル各社は過去2年にわたり、ドライバICメーカーを統合することでコスト抑制に取り組み、奇美電はこれまで7~8割を、傘下の奇景光電(ハイマックス・テクノロジーズ)から調達していた。しかし、群創経営陣は単独の企業のみからの部品調達は好ましくないとの観点から、価格と性能によって各社に受注を競わせる方針とみられる。これにより独立資本の聯詠科技のチャンスが高まるもようだ。

 外資系証券会社の予測では、新奇美の需要分の2~3割を聯詠が受注する可能性もある。聯詠のシェア拡大が実現すれば、受託生産パートナーの聯華電子(UMC)、パッケージング・テスティング(封止・検査)の頎邦科技(チップボンド・テクノロジー)も恩恵を受ける見通しだ。