ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

DRAM再生プラン、行政院長が続行承認か


ニュース 電子 作成日:2009年11月23日_記事番号:T00019394

DRAM再生プラン、行政院長が続行承認か

 
 政府関係者によると、先ごろ立法院経済委員会で推進停止要求が決議されたDRAMメーカーへの資金支援計画「DRAM産業再生プラン」について呉敦義行政院長は、既に施顔祥経済部長および杜紫軍工業局長から説明・報告を受け、産業の長期的発展という視点から見れば同計画は継続すべきとの認識に達したもようだ。23日付経済日報などが報じた。

 施経済部長はきょう(23日)、経済委員会で報告を行い、DRAM業界の負債額は4,200億台湾元(約1兆1,500億円)にも上るが、TIMC計画を推進しなければ毎年膨大な権利金を支払い続けなければならないと、再生プランの続行、および行政院国家発展基金(国発基金)による台湾創新記憶体(TIMC)への出資の必要性を説明した。また、報告によるとTIMCが調達を予定する資金は180億元で、そのうち45%に当たる81億元を国発基金が出資する計画だ。

 観測によると、経済委員会による決議がなされた後、TIMCとの提携を前提に日本政府から資金援助を受けたエルピーダメモリは警戒感を強めており、TIMC計画が破局するようなことがあれば日台間の信頼関係に亀裂が入るとの懸念が高まっている。