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「新奇美」、中国・成都に新拠点【表】


ニュース 電子 作成日:2009年11月23日_記事番号:T00019395

「新奇美」、中国・成都に新拠点【表】

 
 液晶パネル大手、奇美電子(CMO)を合併する鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の群創光電(イノルックス・ディスプレイ)は20日、中国四川省成都市に1,000万米ドルを投じて新会社「群康科技(成都)」を設立すると発表した。21日付工商時報が報じた。

 観測によると新会社設立は、鴻海集団の四川省における大規模展開の一部で、今後群創は同地を液晶テレビ生産の重要拠点とする方針とみられる。奇美電合併後の展開の第一歩となり、将来的には成都から欧州・アジア全体へ向けた拠点となる見通しだ。

 また、これまで奇美電が後工程モジュール生産拠点を築いてきた中国沿岸地域は、ハイテク業者の進出が飽和状態となりつつあり、「新奇美」は郭台銘・鴻海董事長の方針に従い、四川省を後工程の生産中心地とすることに決定したもようだ。

 このほか、合併手続きを簡素化するため、奇美電、群創、統宝光電(トポリー・オプトエレクトロニクス)の3社は20日、同時に臨時董事会を開催し、来年4月30日を基準日とする3社の合併を承認した。
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