鴻海科技集団（フォックスコン）、正イ精密工業（フォックスリンク、イは山の下に威）と米クアルコムの合弁による電子ペーパーメーカー、高強光電（SOLLINK）は、第4.5世代の生産ラインが稼働したことを受け、来年初めにも5.7インチのカラー電子ペーパーのサンプル生産に入る。早ければ来年第３四半期から量産に入りたい構えだ。24日付工商時報が伝えた。
高強光電はバックライト光源が必要ない反射型ディスプレイ技術「ミラソル」を採用し、桃園龍潭科学園区で同技術を使った液晶ディスプレイを生産する。クアルコムはこれまで電子ペーパー大手の元太科技工業（ＰＶＩ）とミラソル技術で協力していたが、今年末で提携を打ち切り、フォックスリンクとの提携に乗り換える。
高強光電のミラソル液晶パネルは、1.43インチ、2.6インチ、3.7インチ、5.7インチの各種があり、1.43インチの製品は既にＬＧエレクトロニクスや泰金宝科技（カルコンプ・エレクトロニクス）などに携帯電話端末用として採用されている。現在生産ラインはフル稼働状態となっている。
