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ビボテレコム、中国3G規格試験網が供用開始


ニュース 電子 作成日:2009年11月25日_記事番号:T00019446

ビボテレコム、中国3G規格試験網が供用開始

 
 金仁宝集団傘下の携帯電話キャリア、威宝電信(ビボテレコム)は24日、台湾で構築を進めていた中国独自の第3世代(3G)規格、TD-SCDMAの試験ネットワークの完成と供用開始を発表した。金仁宝集団の許勝雄董事長は「同試験網には、TD-SCDMAとW-CDMAという2大3G規格のリソースを統合しており、台湾の端末・設備メーカーが同ネットワークを利用してテストを行うことで、中国市場への製品投入を早めることができる」と強調した。25日付中国時報などが伝えた。

 ビボテレコムは9月、中国のTD-SCDMA産業連盟と同試験網に関する枠組み協議に署名し、準備を進めていた。許董事長は、中台による共同事業は従来、交流の段階にとどまっていたが、今回は具体的な成果を挙げたと強調した。

 中国の携帯電話ユーザーは現在7億件余りに上るが、TD-SCDMAユーザーは400万件余りで、今後大きな成長が見込めるという。宏達国際電子(HTC)や華宝通訊(コンパル・コミュニケーションズ)も来年、同規格の携帯電話を発売する予定だ。