ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

奇瑞汽車と吉利汽車、台湾に生産拠点設置へ【表】


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年11月25日_記事番号:T00019448

奇瑞汽車と吉利汽車、台湾に生産拠点設置へ【表】

 
 中国の自動車メーカー大手、奇瑞汽車(チェリー)と吉利汽車は24日、台北で開かれた「両岸車輌産業合作及交流会議」(通称・搭橋会議)で、台湾に海外生産基地を設け、輸出拠点として活用していく方針を明らかにした。奇瑞汽車は太子汽車集団、吉利汽車は裕隆汽車集団と台湾でそれぞれ提携しており、今後さらに関係を強化していく。25日付経済日報が伝えた。
T000194481

 
 奇瑞汽車の周必仁副総経理は「世界戦略の一環として、台湾で奇瑞のモデルを生産する。第三国への輸出のほか、両岸経済協力枠組み協議(ECFA)のゼロ関税枠を使って中国南東部の沿海地方に供給したい」と述べた。

 周副総経理はまた、年末の台北車展(台北オートショー)に出展し、来年1月から奇瑞車を台湾で販売する意向を明らかにした。奇瑞汽車は台湾に電気自動車の研究開発(R&D)本部を設けることも検討している。

 一方、吉利集団の劉金良副総裁は、同社の新型「熊猫(パンダ)」をベースとする新車種「酷比(tobe)M'car」を来年1月から台湾で発売する考えを示した。また、提携先の裕隆汽車は今後、M'carをベースにした電気自動車を開発し、中国市場へ売り込む構えだ。

 吉利集団も台湾を中国沿海部や東南アジア向けの輸出拠点として位置付けており、早期に台湾製「熊猫」の対中輸出を開始する計画だ。