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作成日：2009年11月25日_記事番号：T00019449
華新科技、来年の設備投資10億元
受動部品大手の華新科技（ウォルシン・テクノロジー）は、中国・蘇州工場での積層セラミックコンデンサー（ＭＬＣＣ）、チップレジスターの生産拡大を再開するため、来年約10億台湾元（約27億4,000万円）の設備投資を予定している。ＭＬＣＣの価格安定や、来年に電子関連の新製品が多く打ち出されることから、需要を見込んで決定した。25日付経済日報が伝えた。
同社は2007年に月産能力を約100億個増やす生産拡大計画を進めたものの、ＭＬＣＣ価格の下落や、中国の労働合同法（労働契約法）施行による人事コスト15％増など悪条件に見舞われ、07年末には中止に追い込まれた。その後も金融危機の影響で、生産拡大計画の凍結を続けていた。
なお、高容量ＭＬＣＣを生産する高雄第２工場では、生産拡大を行うかどうか検討中としている。
