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DRAM契約価格8%下落、「依然需要は強い」=南亜科


ニュース 電子 作成日:2009年11月25日_記事番号:T00019453

DRAM契約価格8%下落、「依然需要は強い」=南亜科

 
 市場調査機関、集邦科技(DRAMエクスチェンジ)の23日発表によるDRAM契約価格は、1週間先行して下落したスポット価格に続き、約8%の下落となった。11月上旬に一気に20%上昇した契約価格が、クリスマス需要のピークを越え、需給逼迫(ひっぱく)が緩和したためとみられるが、台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM大手、南亜科技は「需要は依然として非常に強く、適正な価格に落ち着いたということ」との認識を示した。25日付工商時報などが報じた。

 集邦科技によると、2ギガバイト(GB)DDR2モジュールが8%下落の41米ドル、1GBDDR2モジュールが8.5%下落の2.38米ドルとなった。来年主流となると見込まれるDDR3価格は横ばいだった。

 集邦科技は、パソコン受託製造メーカーでクリスマス前の出荷繁忙期を過ぎた上、台湾系DRAMメーカーが10月から行ったDDR2の増産に向けた動きが、11月に入り効果を表し始めたことが供給不足解消につながっていると指摘した。同社によると、12月のDRAM契約価格は全体で5~10%下落する予測だ。