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作成日:2009年11月25日_記事番号:T00019455
インベンテック、クラウドなどに積極参入
ノートパソコン受託生産大手の英業達(インベンテック)の李詩欣董事長はこのほど、今後3年間にわたる経営戦略として、クラウド・コンピューティング、サーバー、タブレットパソコン、超薄型パソコンなどの分野に積極参入していく意向を示した。25日付工商時報が伝えた。
李董事長は「デスクトップパソコンとノートパソコンにだけ頼っていたのでは、成長のエネルギーは限られる」とし、さまざまな応用分野へ参入していく意向を示した。
同社は大渓工場を「桃園科技園区」と位置付け、サーバー、ウェブサーバー、クラウド・コンピューティングの業務を集約する。また、台北本社はノートパソコン、スマートフォンなどの業務を担当する。パソコンと同様に応用分野を重視するため、両拠点にはそれぞれ従業員2,000人を配置する。
ヒューガに出資
同社はまた、発光ダイオード(LED)分野への参入に向け、広鎵光電(ヒューガ・オプトテック)の増資を引き受け、5億4,000万台湾元(約151億円)で4.9%の出資を行った。今回の増資には既存株主の億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)も参加し、ヒューガへの出資比率を7.6%に引き上げた。
市場では、インベンテックがLEDエピタキシャル基板を生産する華上光電(アリマ・オプトエレクトロニクス)の増資も引き受けるとの観測が出ている。