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M1Bと証券取引口座残高、ともに過去最高を更新【図】


ニュース 金融 作成日:2009年11月26日_記事番号:T00019467

M1Bと証券取引口座残高、ともに過去最高を更新【図】

 
 中央銀行が25日発表した10月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)と証券取引口座残高は、M1Bが10月末時点および同月の1日平均ともに10兆台湾元(約27兆円)を超え、証券取引口座残高の1日平均も1兆1,217元と、ともに過去最高を更新した。なお、M1Bの年成長率は25.66%と、1989年5月以来で最高だった。26日付工商時報が伝えた。
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 また中銀の統計によると、定期預金残高が前月比1,071億元減少する一方で、普通預金残高が3,134億元増加した。これについて中銀関係者は、「高い利回りを求め、一時に比較的融通のきく普通預金に資金を移動させているため」と説明し、「株式市場に対する信頼が回復すれば、株価は今後さらに上昇する可能性がある」と指摘した。

 このほか、10月は台湾元の対米ドルレートが大幅に上昇したため、外貨預金の解約が増え、月末時点の外貨預金残高は前月比223億元減の2兆3,100億元まで落ち込んだ。