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「時価1億元以上」の超高級住宅、台北で2000戸


ニュース 建設 作成日:2009年11月26日_記事番号:T00019472

「時価1億元以上」の超高級住宅、台北で2000戸

 
 台北市税捐稽徵処はこのほど、超高級住宅(豪宅)に対する房屋税(建物固定資産税)の加重課税に向け、時価1億台湾元(約2億7,000万円)以上の物件を超高級住宅と定義する方針を固めた。台北市で約2,000戸が該当する見通しだ。26日付工商時報が伝えた。

 房屋税は自治体の不動産評価委員会が算定する課税標準価格を基に、用途などによって適用税率が決まる。ただ、ぜいたくな造りの超高級住宅も一般家屋も課税標準価格の算定では同一に扱われ、課税の公平性を欠くとの指摘があった。このため、台北市は豪華な建材によって建てられた住宅について、課税標準価格を引き上げることにした。

 ただ、課税評定の鍵となる高級輸入建材の認定などについては、今後詳細な検討が必要となる。また、時価1億元以上という基準についても、市中心部と郊外で基準に差を設けるべきとの意見もある。同市は来年後半にも増税案をまとめ、2011年から適用したい構えだ。