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薄膜太陽電池の中国・中光電、台湾メーカーとの提携に意欲


ニュース その他製造 作成日:2009年11月26日_記事番号:T00019474

薄膜太陽電池の中国・中光電、台湾メーカーとの提携に意欲

 
 中国の中国建材国際工程(ctiec)傘下で、薄膜太陽電池を主に手掛ける中光電科技の彭寿董事長は25日、3カ月以内に台湾を訪問し、非シリコン系の太陽電池材料、カドテル(CdTe)やCIGS(銅・インジウム・ガリウム・セレン)の生産設備や技術を持つ提携パートナーを見つけたいと語った。同社は自社生産に固執せず、設備や技術が優れてさえいれば、台湾の薄膜太陽電池メーカーを含め提携は可能だとしている。26日付電子時報が報じた。

 中光電は、中国の安徽、四川、江蘇、広東、深圳、北京などに研究開発(R&D)や生産の拠点を置き、現地の省政府と提携契約を結んでいる。既に生産能力10億ワット(W)の太陽光発電システムの提携意向書を締結しており、準備が整えばすぐにも計画を始動させる構えだ。

 彭董事長によると、中国では結晶シリコン太陽電池の生産能力が過剰で、しかも多結晶シリコンの製造はエネルギーを使い過ぎるため、環境保護の視点から中国政府が規制に乗り出しており、今後中国では薄膜太陽電池がに発展の重心が移っていく趨勢(すうせい)だという。