ニュース 電子 作成日:2009年11月26日_記事番号:T00019486
最近関係悪化が伝えられていた鴻海精密工業の郭台銘董事長と広達電脳(クアンタ・コンピュータ)の林百里董事長が25日、久しぶりに公開の場で顔を合わせ、手を握り合い、互いに「大哥(大兄)」と呼び合うなど親密さをアピールした。26日付経済日報などが報じた。
郭台銘・鴻海董事長(写真)が24日スピーチした第6回海峡両岸信息産業技術標準フォーラムに林百里クアンタ董事長は欠席したが、25日の夕食会には両者が顔をそろえた(24日=中央社)
以前は鴻海がコネクターやモジュール、筐体(きょうたい)などの部品、クアンタはノートパソコン受託生産とすみ分け、両社は川上・川下メーカーとして協力関係にあり、鴻海とクアンタとの間には「鴻海はノートPC組み立てには参入しない」という暗黙の了解があったとされる。
しかし近年、鴻海がノートPC市場に参入して、既存メーカーから顧客を奪う事態となると、クアンタや仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は、鴻海からの部品調達をやめて独自のサプライチェーンを構築するなど「反鴻海体制」を築いているとみられている。また鴻海がクアンタから幹部を引き抜いたため、両社トップの間柄も冷え込んだとみられていた。
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