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蘋果日報、台北市が「18禁」扱いに


ニュース 社会 作成日:2009年11月27日_記事番号:T00019488

蘋果日報、台北市が「18禁」扱いに


 台北市政府は26日、蘋果日報の動画ニュース「蘋果動新聞」の過激な動画が社会問題化していることを受け、学校における同紙の購読を制限し、市立図書館では同紙の開架式閲覧を取りやめ、18歳未満閲覧禁止とすることを決めた。27日付中国時報が伝えた。

 台北市は同日、新たに性的暴行に関する報道で不適切な描写が見つかったとして、蘋果日報を発行する壱伝媒(ネクスト・メディア)に対し、50万台湾元の罰金処分を追加した。同市は25日にも50万元の罰金処分を下しており、罰金は合計で100万元(約270万円)となった。

 郝龍斌台北市長は「初回の罰金処分で不適切な動画が自主的に削除されたが、市社会局の調べで、その後も青少年の視聴に適さない動画が見つかったため、法律に基づき罰金処分を下した」と説明した。

 これに対し、蘋果日報の馬維敏編集長は「各界の意見を受け入れ、修正を加える用意はあるが、新聞を学校で購読させないというのは、明らかに報道の自由を制限するもので、絶対に受け入れられない」として、市側に抗議する意向を示した。