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薬価引き下げ、業界が抗議広告


ニュース その他製造 作成日:2007年8月7日_記事番号:T00001950

薬価引き下げ、業界が抗議広告

 
 中央健康保険局の薬価引き下げに抗議して、中華民国開発性新薬研究協会(IRPMA)は6日、新聞に半面広告を掲載し、健康保険局が支出削減の名目で再三薬価を引き下げていることに抗議した。同協会の程馨秘書長は、「ほとんどの外国薬品メーカーがコストを賄えず、中には台湾市場からの撤退を考えている社もある」と指摘した。

 広告には健康保険局の総経理の直通電話番号が記載されていたため、消費者から同局に電話が殺到する一幕もあった。広告は病院側から薬の種類を切り換えるように強要されたり、別の病院に行かなければ従来処方されていた薬を受け取れなかった場合、直接健康保険局に苦情を訴えるよう消費者に呼び掛ける内容だった。

 なお、健康保険局はこの抗議広告に不快感を表明。「ライセンスの切れた輸入薬は、ほとんどが台湾で同じ内容のものを作れる。台湾市場から出て行くのであれば、他の薬がそれにとって代わるだろう」として、予定されている9月1日の薬価引き下げに変更はないことを強調した。