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中鋼の台湾市場向け価格、12月分から引き下げ【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年11月27日_記事番号:T00019503

中鋼の台湾市場向け価格、12月分から引き下げ【表】

 
 中国鋼鉄(CSC)が26日発表した来年1~2月の台湾市場向けオファー価格は、熱延、電気亜鉛めっきコイル、棒線は据え置き、その他は1トン当たり平均1.33%(280台湾元=約750円)引き下げられた。12月分にさかのぼって適用する。27日付中国時報が伝えた。
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 同社は今回値上げを見送った理由について、「川下メーカーが、中国や日本、韓国から台湾市場に流入する低価格製品に対抗できるように」と説明した。このほか、2月が春節(旧正月)でオフシーズンとなることも考慮した。

 一方で、中国をはじめアジアでは鉄鋼製品価格の反発上昇がみられる。中国で原料となる鉄鉱砂や石炭の不足が深刻となっており、鉄鉱砂は来年30~35%の値上げが検討されているもようだ。

 中鋼によると、同社の台湾市場向けオファー価格は昨年第4四半期をピークに、第1四半期に平均22.56%下落、4~5月に14.03%下落、6月にもさらに9.41%下落した。7~11月に5~9%上昇とやや持ち直しものの、12月オファー価格は中国市場相場の下落を受け4.45%の小幅下落となっていた。