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作成日:2009年11月27日_記事番号:T00019513
ネットブック大型化進む、来年は10〜12インチ主流へ
27日付電子時報がノートパソコン業界関係者の話として伝えたところによると、低価格ノートPC(ネットブック)は2010年、10~12インチ型機種が主流となる見通しだ。大画面を求める消費者ニーズを受け、大手メーカーがさらなるサイズ拡大に乗り出したためだ。
10インチ以上のネットブックにAtomプロセッサーを採用する場合、インテルが割高なライセンス料を設定しているため、今年上半期のネットブックの主流は10インチ機種にとどまっていた。
しかし消費者ニーズへの対応からヒューレット・パッカード(HP)と聯想集団(レノボ)が相次いで、米エヌビディア(NVIDIA)のモバイル向けグラフィック統合型チップセットとインテルの省電力CPU「Atom」を組み合わせた「IONプラットフォーム」搭載の12インチネットブックを発売。華碩電脳(ASUS)もIONプラットフォーム搭載の12インチネットブック投入を決めた。
ただ、ネットブックが12インチまで拡大すると、平均販売単価(ASP)も1万7,000~1万9,000台湾元(約4万6,000~5万1,000円)に上昇し、ローエンドの一般ノートPCやインテルのコンシューマー向け超低電圧(CULV)プラットフォーム搭載の12インチ機種と市場が重複する懸念がある。