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ドバイショック、台湾金融機関の債権64億元【表】


ニュース 金融 作成日:2009年11月30日_記事番号:T00019523

ドバイショック、台湾金融機関の債権64億元【表】

 
 アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の政府系持ち株会社ドバイ・ワールドが債務の返済猶予を求めた問題で、行政院金融監督管理委員会(金管会)は27日、台湾の金融機関がドバイ・ワールドに対し保有する債権は総額64億2,400万台湾元(約172億円)にとどまると発表した。28日付経済日報が伝えた。
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 金管会は「昨年のリーマン・ブラザーズ破綻(はたん)に比べ、金融機関のドバイへのエクスポージャーは規模が非常に小さい。全額が損失化したとしても、台湾の金融業に対する影響は限定的だ」とコメントした。ただ、金管会が緊急集計したのは、ドバイ・ワールドに対する債権だけで、他のドバイ国営企業への融資分は含まれていない。このため、ドバイ向けの債権総額は発表額を上回るとみられる。

 ドバイ・ワールドへの融資規模が大きかったのは、国泰金融控股の10億3,600万元を筆頭に、兆豊金融控股、第一金融控股など。保険会社による投資はなかった。また、投資ファンド3本がドバイ・ワールドに7,600万元を投資していた。