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作成日：2009年11月30日_記事番号：T00019525
遠東航空、年内に運航再開も
経営再建中の遠東航空（ファーイースタン・エア・トランスポート）は、裁判所での債権審査作業がほぼ終わり、負債総額が110億台湾元（約294億円）前後に圧縮された。同社に投資を行う建設大手の樺福建設は、12月４日の関係者会合に再建計画を提示する予定で、債権行との協議が妥結すれば、年内にも運航が再開される可能性がある。29日付聯合晩報が伝えた。
遠東航空の負債総額は当初180億元とされたが、従業員給与や旅行社への未払い債務に水増し分が明らかになり、142億元まで整理が進んだ。さらに30億元程度に異議が示されており、最終的に負債総額が110億元まで減少する可能性が高まった。
裁判所は樺福建設が指名した再建管財人に既に同意しており、債権行の遠東国際商業銀行も監督人２人の派遣を決めた。今後は債務のうち、金銭による償還と出資転換分の比率をどう設定するかが焦点となる。
