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薫衣草森林、富良野の民宿を買収


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年11月30日_記事番号:T00019526

薫衣草森林、富良野の民宿を買収

 
 台湾全土で小規模な民宿やカフェなどをブランド展開する「薫衣草森林(ラベンダー・コテージ)」はこのほど、ラベンダーで有名な北海道富良野地方の民宿を1億円で買収した。また、傘下の民宿ブランド「緩慢(アダージョ)」の日本支社を設立し、来年5月から買収した民宿の経営に乗り出す。台湾の民宿業者による日本の民宿買収は初めてのケースだ。30日付工商時報が伝えた。

 王村煌同社執行長(CEO)によると、買収した民宿は北海道美瑛町の「パッチワークの丘」と呼ばれる地区に位置し、客室はわずか9室だが敷地面積は3,300坪に達する。創業10年で経営者が引退を考えていたため、これを引き受けたという。

 「緩慢」ブランドの民宿は現在、阿里山(嘉義県)と金瓜石(台北県瑞芳鎮)にあり、来年中には苗栗県三義にも開設する。今回買収した北海道の民宿も合わせると、客室は50室に達し来年は売上高1億台湾元(約2億6,700万円)突破を目指す。

 薫衣草森林は創業8年で、今年の売上高は10月までで前年比30%成長、通年では4億元を見込む。来年の目標は5億元だ。