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デルタ、ハイブリッド車動力システムを開発【図】


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年11月30日_記事番号:T00019534

デルタ、ハイブリッド車動力システムを開発【図】

 
 台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)は26日、同社が2年をかけて開発したハイブリッド/電気自動車用の動力システムを発表した。同社は自動車電子事業部の年間売上高は今後3~5年内に100億台湾元(約267億円)に達すると自信を示す。車載向け電子部品ではなく、自動車生産の核心部分とも言える動力システムを開発したことで市場の注目を集めている。28日付工商時報が報じた。

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 デルタの開発した動力システムは、テスト運行によると燃費がガソリン1リットル当たり20~30キロメートルで、従来のガソリン車の半分から3分の1。最高出力100kW、最大トルク830Nm。

 またデルタは動力システムのほか、電子制御、インテリジェント機能、ファン、発光ダイオード(LED)ライトの分野にも強みを持ち、基本的な自動車生産コストで換算すると50%強の部分をカバーするため、今後大きな成長が見込まれる。

 海英俊執行長(CEO)は「従来の自動車産業はサプライチェーンが強固で新規参入は不可能だったが、電気自動車など全く新たな分野の出現で各社が開発に取り組んでいる」と指摘し、今後中国市場を主として現地メーカーとの提携も視野に展開の拡大を目指す考えを語った。