28日に台北世界貿易センター1、3号館で始まったIT(情報技術)製品の展示販売会「資訊月(インフォマンス、12月6日まで、入場無料)」は、開幕後初めての日曜日となった29日に入場者が前年同期比約2割増の延べ10万2,000人を記録するなど大盛況となっている。主催者の台北市電脳商業同業公会(TCA)によると、売れ筋製品の上位3位は、ノートパソコン、デジタルカメラ、ストレージ機器となっており、開催期間中の売上高は前年比2~3割増、入場者も2割増が予想されている。30日付聯合報などが報じた。
入場者で埋まったインフォマンス会場。場内を一周するのに少なくとも1時間かかるという(28日=中央社)
インテルのコンシューマー向け超低電圧(CULV)プラットフォーム搭載機種が注目のノートPCでは、華碩電脳(ASUS)、宏碁(エイサー)、ソニー、微星科技(MSI)の製品が人気となっている。「モバイル通信」ユーザーの獲得に向け、低価格ノートPC(ネットブック)やスマートフォンを優待価格で販売する通信キャリアでは、亜太電信、威宝電信(ビボテレコム)、中華電信の業績が突出している。
ASUSの林福能副総経理は、第1日曜日は例年、模様眺めの消費者が多かったが、今年は昨年に比べ売上高が約3割増加しており、購買意欲が強くなっていると指摘。ノートPC1万台販売、売上高2割増という開催9日間の目標も達成できる見通しだ。