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エイサーが買収先を模索、日本3位入り目指す


ニュース 電子 作成日:2009年11月30日_記事番号:T00019541

エイサーが買収先を模索、日本3位入り目指す

 
 宏碁(エイサー)の王振堂董事長は先ごろメディアのインタービューに対し、「IT(情報技術)産業で大手がますます強くなる趨勢(すうせい)の中、当社は今後も買収のチャンスを狙っていく」と話し、現在多くの企業と交渉を行っていると明らかにした。背景には日本市場でシェア3位を目指すという目標があり、買収対象としては、規模の大きさではなく、技術や市場での相互補完性を重視する構えだ。30日付電子時報が報じた。

 王董事長によると、日本市場ではこれまで、薄型軽量機種が好まれてきたが、高価格が問題点となってきた。しかし、インテルのコンシューマー向け超低電圧(CULV)プラットフォーム搭載機種が登場したことにより、同様の製品で低価格化が可能となった現在は、エイサーが日本市場に切り込む大きなチャンスと捉えているようだ。

 市場調査機関IDCの統計によると、今年第3四半期、日本ノートPC市場のシェア上位3位ブランドは、NEC、富士通、東芝で、出荷台数はいずれも35万台前後。一方エイサーはシェア6位で出荷台数は12万8,000台だった。