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工研院など3団体、COP15に「中国」名義で登録


ニュース 社会 作成日:2009年12月1日_記事番号:T00019550

工研院など3団体、COP15に「中国」名義で登録

 
 コペンハーゲンで12月7日から始まる気候変動枠組条約の第15回締約国会議(COP15)に台湾から参加する工業技術研究院(工研院)など3団体が「中国」という国名で登録されていることが30日までに分かった。1日付自由時報が伝えた。

 台湾環境保護聯盟総会の王俊秀会長によると、政府機関の工研院と民間団体の環境品質文教基金会、台湾永続能源研究基金会の参加登録が中国名義になっているという。王会長は「中国の名義で国連会議に出席することは、国家としての主権を放棄するものだ。国連会議にさまざまな困難があるとしても、他の方式で台湾の立場を堅持することが可能だ」と批判した。

 これについて、工研院の曲新生副院長は「国連側が工研院の住所の後ろに『China』という文字を書き足したことから論議を呼んだ。文書で抗議したが、国連事務局は取り合わずどうしようもない状況だ」と説明した。

 民間団体も「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」という名義で申請したが、登録が「タイペイ・チャイナ(中国台北)」に書き換えられたという。