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台湾企銀、台湾金控との合併打診


ニュース 金融 作成日:2009年12月1日_記事番号:T00019556

台湾企銀、台湾金控との合併打診

 
 台湾中小企業銀行(台湾企銀)の幹部がこのほど、政府系金融持ち株会社の台湾金融控股に対し、合併を打診していたことが30日までに分かった。呉敦義行政院長が政府系金融機関による合併を推進する方針を示したことで、にわかに再編の動きが加速する可能性が出てきた。1日付経済日報が伝えた。

 これに関連し、財政部の曽銘宗次長は30日立法院財政委員会で、「政府系金融機関は整理統合により競争力を高める必要がある。第2次金融改革にはまだ論議があるので、まず政府系金融機関の整理統合を推進したい」と述べた。

 台湾企銀の羅沢成董事長は「合併の是非は財政部の主導によらなければならない」と語った。

 ただ、台湾企銀労組は再編に強く反対しており、先ごろ兆豊金融控股が台湾企銀の合併を検討した際も、労組の抵抗で断念した経緯がある。同労組の黄進丁理事長は「自分たちの道を進むというのが労組の立場で、合併は望まない」と強調した。