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中台通貨決済システム、人民銀副行長が早期導入に意欲


ニュース 金融 作成日:2009年12月1日_記事番号:T00019557

中台通貨決済システム、人民銀副行長が早期導入に意欲

 
 中国の中央銀行に当たる中国人民銀行の胡暁煉副行長は30日、第15回両岸金融学術研討会に出席するため台湾を訪れ、経済日報とのインタビューで、中台間の通貨決済システムの早期導入に前向きな意向を示した。1日付同紙が伝えた。

 胡副行長は「両岸(中台)による通貨決済システムは早期に合意できると確信している。双方(中台の中央銀行)に計画があり、細部を協議しているところだ。ただ、タイムスケジュールはない」と述べた。

 胡副行長はまた中台の金融協力について、「一歩一歩進めていく。両岸交流は暖かな春風の中を進んでいる感じだ」と表現し、中台が金融監督に関する覚書(MOU)を締結したことで、実務的な協力関係がさらに強まることに期待感を示した。

 中台間の通貨決済システムをめぐり、台湾の彭淮南・中央銀行総裁は先ごろ、「既に準備はできており、いつでも実施可能だ。ただ、狭義の通貨交換から全面的な決済に進むまでにはまだ道のりが残されている」と述べていた。