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台湾セメント、中国で生産能力3位へ【表】


ニュース その他製造 作成日:2009年12月1日_記事番号:T00019563

台湾セメント、中国で生産能力3位へ【表】

 
 台湾水泥(台湾セメント)の香港子会社、香港台泥国際は30日、香港上場の昌興国際控股(PIL)傘下、昌興鉱業控股(PMHL)が中国に有する年産能力1,600万トンのセメントおよびクリンカ生産設備の買収を決めたと発表した。買収額は40億香港ドル(約450億円)。台湾セメントの中国での年産能力は来年中に、現在の2,700万トンから一気に4,300万トンまで増加し、中国で業界3位、華南地方では1位に躍進する。1日付工商時報が伝えた。

台湾セメントの辜成允董事長は2年前、「中国市場では2012年までに華南1位、年産5,200万トンを目指す」と宣言しており、目標に近付いた格好だ。同社幹部によると、PMHLの生産能力は広東で800万トン、雲南と広州で100万トン強のほか、建設中の年産200万トンのラインが3本、来年末までに稼動する見込みだ。

 台湾セメントは近年400億台湾元(約1,070億円)をかけ、広東や江蘇を中心に生産ライン9本を建設する設備拡張計画を立てていた。しかし今年9月、中国当局が生産調整に乗り出し、未着工セメント工場の着工が禁じられたため、買収による拡張に方針転換したもようだ。
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