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亜洲化学の経営権、炎洲が完全掌握


ニュース 石油・化学 作成日:2009年12月1日_記事番号:T00019564

亜洲化学の経営権、炎洲が完全掌握

 
 ビニールテープ大手の亜洲化学(エーケム・テクノロジー)は30日、臨時株主総会で役員改選を行い、筆頭株主に浮上した同業の炎洲が、董事5人、監事2人の董事会で定員のすべてを占め、経営権を完全掌握した。亜洲化学は直ちに董事会を開き、廖正井元立法委員を新董事長に選出した。1日付経済日報が伝えた。

 炎洲は亜洲化学に対する敵対的買収を仕掛け、株式の約40%を獲得し、支持株主と合計で62.5%の議決権を手中に収め、経営権獲得に成功した。炎洲は亜洲化学を合併後、二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)製ビニールテープとポリ塩化ビニル製ビニールテープを主力とし、生産再編を進める方針だ。

 廖新董事長は「2年以内に亜洲化学と炎洲の合計で売上高世界1位を目指す」と抱負を述べた。

 炎洲の李志賢董事長は「両社の合併で、生産規模は世界3位、年商200億台湾元(約535億円)に達する」と述べた。