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LGがノート生産中止、クアンタに恩恵


ニュース 電子 作成日:2009年12月1日_記事番号:T00019569

LGがノート生産中止、クアンタに恩恵

 
 韓国LGエレクトロニクスは30日、中国・昆山工場のノートパソコン生産ラインを停止し、同製品の生産業務から撤退すると発表した。今後同社のノートPC事業は、設計、研究開発(R&D)に集中し、生産はすべて韓国、台湾のODM(相手先ブランドによる設計・製造)メーカーに委託する。これにより今年LGから低価格ノートPC(ネットブック)および一般ノートPCの生産を受託する広達電脳(クアンタ・コンピュータ)が最大の恩恵を受けると業界関係者は指摘している。1日付電子時報が外電を基に伝えた。

 クアンタは今年、LGのネットブック委託生産のすべてを受注したとされるほか、一般ノートPCでも大部分を手掛けたとみられる。台湾メーカーでは和碩聯合科技(ペガトロン)も少量を受注しているが、今後もクアンタが主要受託メーカーの地位を維持する見通しだ。

 電子時報系のデジタイムズ・リサーチ(DIGITIMES Research)によると、LGの今年のノートPC出荷台数は120万台、そのうちネットブックが約70万台の過半数を占めると予想される。2010年は全体で200万台、ネットブックと一般ノートPCが50%ずつを占めるとみられる。