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三井金属、チップボンドとCOFで提携か


ニュース 電子 作成日:2009年12月1日_記事番号:T00019573

三井金属、チップボンドとCOFで提携か

 
 三井金属鉱業の子会社エム・シー・エス(山口県下関市)は、液晶ディスプレイ(LCD)の駆動ICの実装に使用するチップ・オン・フィルム(COF)の分野で、台湾の頎邦科技(チップボンド・テクノロジー)への一部技術移転に向けた検討に入ったもようだ。1日付工商時報が伝えた。

 同紙は1日にも正式発表の見込みと伝えたが、チップボンド側は「具体的な結論は近く発表する」と述べるにとどまった。

 LCD駆動ICの実装技術は最近、テープ・キャリア・パッケージ(TCP)方式からCOF方式への転換が進んでいる。三井金属はTCP方式が主流の時代は世界シェアが5割を超えていたが、COFの普及過程では円高や台湾、韓国の新興メーカーの追い上げに遭い、競争力が低下していた。

 市場関係者は「三井金属はCOFの生産工程の一部を台湾に移転することで、生産コストを削減し、台湾の液晶パネル市場でのシェアを高めることができる」と指摘した。