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DRAM価格下落、サムスンが台湾勢に圧力?


ニュース 電子 作成日:2009年12月1日_記事番号:T00019576

DRAM価格下落、サムスンが台湾勢に圧力?


 最近、DRAM価格が徐々に下落を見せる中、台湾政府によるDRAM産業再生計画の失敗が濃厚となる状況を目にしたサムスン電子など韓国大手が大幅な価格引き下げや増産を行い、台湾メーカーつぶしにかかっているとの陰謀説が出ている。1日付電子時報が報じた。

 1ギガバイト(GB)DDR2は目下2米ドル近くまで下落しており、業界はスポット市場の冷え込みを感じている。さらにこれまでのDRAM価格上昇により、業績が回復軌道に乗った台湾メーカーは現在DDR2に集中して大幅な増産を行っており、価格の下落圧力が高まっている。

 しかし、DRAMの主流がDDR3に移行しつつある中、DDR2の末端需要は既に下降気味となっており、現段階で強いパソコンOEM(相手先ブランドによる生産)メーカーの需要が弱まれば、DRAM価格は一層下落する局面にさらされると懸念されている。

 業界関係者は、今年も残り1カ月を切り、各社が在庫処分に奔走する中、DDR2価格が年内に上昇に転じる可能性は低いとみている。