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市販のゲル状アルコール燃料、高濃度メチルアルコール検出


ニュース 社会 作成日:2009年12月2日_記事番号:T00019582

市販のゲル状アルコール燃料、高濃度メチルアルコール検出

 
 中華民国消費者文教基金会(消基会)は1日、鍋料理用やキャンプ用の携帯燃料として市販されているゲル状アルコール燃料14品目を調査したところ、すべてのサンプルでメチルアルコールの含有率が50%以上を超えたことが分かったと発表した。2日付蘋果日報が伝えた。
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台湾では鍋料理店などでよく見かけるゲル状アルコール燃料。安全を考慮して使用を控える業者も出ている(1日=中央社)

 ゲル状アルコール燃料には一般にメチルアルコールが含まれている。しかし、メチルアルコールには目の網膜を損傷する毒性があるため、高濃度の含有は危険だとの指摘もある。また、不完全燃焼した場合、発がん性があるホルムアルデヒドが発生する危険もある。

 消基会は政府がゲル状アルコール燃料の成分について基準を設けていないのは問題だと批判した。

 これに対し、経済部標準検験局は同日、ゲル状アルコール燃料のメチルアルコール含有量について基準を設け、検査項目に追加することを検討していく考えを示した。一部業者は既に問題の製品を店頭から撤去する措置を取った。