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四川省調達団のタオル大量発注、「やらせ」発覚


ニュース その他製造 作成日:2009年12月2日_記事番号:T00019588

四川省調達団のタオル大量発注、「やらせ」発覚

 
 11月初めに訪台した中国四川省の調達代表団が台中県梧棲鎮のタオルメーカー、「欣綺」に対し行った総額700万米ドル相当の大量発注は架空のものだったことが、雲林県のタオル業界団体、雲林県毛巾産業科技発展協会の周清源・創会理事長によって1日明らかにされた。2日付自由時報が伝えた。

 業界関係者によると、欣綺は中国製タオルの輸入業者で、中国企業が欣綺から製品調達を行うのは極めて不自然だった。このため、欣綺側に照会したところ、経営者は「頼まれて芝居を打った。中国の友人のメンツを立ててやった」などと話しているという。

 中台間で両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の締結交渉が進む中、台湾の単純製造業には、中国製品の大量流入を懸念した反対論が根強い。このため、今回のやらせ注文は中国側の世論工作だった可能性も否定できない。