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台塑など3社、ポリエチレンを6%値上げ【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2009年12月2日_記事番号:T00019591

台塑など3社、ポリエチレンを6%値上げ【表】

 
 中国とインドでの需要の高まりを受け、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、台湾聚合化学品(USI)、亜洲聚合(アジア・ポリマー)の3社は1日、ポリエチレン(PE)の6%を最大としてプラスチック原料の12月台湾域内オファー価格を引き上げた。市場では、3社の第4四半期利益が拡大するほか、来年第1四半期までナフサ価格の上昇が続き、4大化繊原料、プロピレン、ブタジエンなど石化原料価格の上昇につながるとみている。2日付経済日報が伝えた。
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 3社の値上げ幅は▽PE、1キロ当たり2~3.3台湾元(約5.4~8.9円)▽高密度ポリエチレン(HDPE)、同2元▽低密度ポリエチレン(LDPE)、同3.3元▽直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、2.8元▽エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、3元──となっている。

 また業界関係者によると、中国の燕京石化や上海賽科石油化工(Secco)のPE工場が、故障で突発的に稼働を停止して供給不足となり、PEのスポット価格が過去2週間で7.3%上昇しているという。