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12月の液晶パネル価格、一部で反転上昇も


ニュース 電子 作成日:2009年12月2日_記事番号:T00019598

12月の液晶パネル価格、一部で反転上昇も

 
 2日付電子時報が液晶パネルメーカーの話を基に報じたところによると、8~9月から下落傾向にあったパネル価格は、このところ北米市場の年末商戦でノートパソコンや液晶テレビ需要が強まっているほか、中国市場でも液晶テレビ人気が高まっていることから、12月は横ばい傾向に落ち着き、一部サイズでは小幅な上昇に転じる可能性も出ている。

 パネル価格はこれまで、液晶モニター向け需要の弱まりを皮切りに、液晶テレビ向け、ノートPC向けまで下落に転じていたが12月はいずれの製品向けも需要が回復する見通しで、今回のパネル低迷期はこれまでで最も短いものとなりそうだ。

 中でも液晶モニター向けはこれまで価格下落幅が最も大きく、コスト割れを理由としたパネルメーカーの売り渋りも見られたが、現在一部で在庫補充が始まっており、12月分の値上げに応じる川下メーカーも出ているという。

 このパネルメーカーは、1月の需要見通しも明るいと楽観する一方、例年上半期はオフシーズンのため、今回の価格持ち直しがいつまで続くかは観察の必要があるとしている。