11月の新車登録台数は前月比21.4%、前年同月比140.5%増の3万1,353台となり、2008年1月以来22カ月ぶりに単月3万台を回復した。貨物税(物品税)減税措置の年末での期限切れを前にした駆け込み需要によるもので、12月はさらなる上積みが見込まれている。しかし、来年第1四半期は反動による大幅な落ち込みは確実で、1月に生産を一時休止するメーカーも多いもようだ。2日付経済日報などが報じた。
11月の販売台数は業界の当初予測である2万8,000~3万台の水準を上回った。個別車種の販売ランキングではトヨタ・アルティスが2,818台(前月比18%増)で首位で、ヴィオス、ヤリスなど5位までをトヨタ車で独占した。ホンダの人気車種、フィットは前月比27%増の1,078台で8位となった。
駆け込み需要を受けて、裕隆汽車、中華汽車工業、台湾ホンダ、福特六和汽車、三陽工業などは12月は休日返上で生産ラインを稼働させる。12月の販売台数は4万台に達するという予測も出ている。
1~11月の新車登録台数は前年同期比17.5%増の24万9,446台となり、昨年通年の22万9,495台を上回った。11月の販売好調により、トヨタ車販売の和泰汽車からヒュンダイ車販売の南陽実業まで、主要7社の1~11月の販売実績はすべて前年同期比でプラス成長となった。
購入を今年に前倒し、4割以上に
和泰汽車が11月に販売店を訪れた顧客に対象に行ったアンケート調査によると、自動車購入希望者のうちの4割以上が、本来来年に予定していた購入を今年に前倒ししたことが分かった。現在は来年の需要を先食いしている状況だ。
今年の米国の例では、政府が助成措置を8月に打ち切った直後、新車市場は35%の落ち込みを記録しており、台湾も同様の傾向が出現するのは確実だ。このため1月に生産ラインを一時休止するメーカーも多いようで、今年休日出勤に対応した従業員に休日を取らせると同時に、来年予想される在庫圧力を緩和する狙いもある。
あるメーカーは来年の見通しについて、「第1四半期は落ち込みが確実な上、2010年の台湾の経済成長率4%という政府見通しも信じ難い。自動車市場の動向は見通しが困難で、生産計画の立案に頭を痛めている」と語っている。
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