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トラブル続出の台北MRT、幹部に高額賞与


ニュース 運輸 作成日:2009年12月3日_記事番号:T00019612

トラブル続出の台北MRT、幹部に高額賞与

 
 台北市の都市交通システム(MRT)文湖線で開通以来トラブルが頻発する中、運営会社の台北大衆捷運(TRTC)の董事長、総経理が毎年6カ月分の賞与を受け取っていたことが明るみに出た。支給額は一般従業員の3~4.5カ月を大きく上回っており、台北市議会でやり玉に挙がった。3日付自由時報が伝えた。

 李文英台北市議(民進党)によると、2007、08年に同社の董事長および総経理は毎年70万台湾元(約190万円)以上の賞与を受け取っていた。月額給与の12万元で計算すると、6カ月近い金額に相当する。李市議は両幹部に対し、賞与の受け取り辞退を求めた。

 同社人事処は、幹部に対する賞与支給額が多いのは、収入が目標に達した場合に受け取る「評価賞与」が含まれているためだと説明した。しかし、文湖線でトラブルが続出し、管理体制が問われる中、幹部が一般従業員を上回る賞与を受け取っていたことに対しては、世論の厳しい目が向けられそうだ。