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中台の銀行支店相互開設、認可枠を来月協議へ


ニュース 金融 作成日:2009年12月3日_記事番号:T00019616

中台の銀行支店相互開設、認可枠を来月協議へ

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)の陳冲主任委員は2日、中台間で銀行の支店相互開設を認める認可枠について、両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の締結交渉で協議を行うのは適当でないと指摘し、来年1月に中台間の金融監督に関する覚書(MOU)が発効して以降、別途協議を進める考えを示した。2日付聯合晩報が伝えた。

 金管会は現在、中国の銀行による台湾での支店開設基準、および台湾の銀行による中国での支店開設基準に関する検討を進めており、陳主任委員は「覚書発効までに明らかにできる」との見通しを示した。

 また、支店開設認可に当たっては、中台間で金融機関の規模に大きな差があるため、単に進出する銀行の数を基準とした場合、不公平が生じかねない。このため、台湾側は進出金融機関の数だけでなく、資本金、総資産なども基準に含め、公平性を確保するよう求めており、中国側も基本的に方針を了承している。