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ネクスト・メディアの放送申請、NCCが却下


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年12月3日_記事番号:T00019620

ネクスト・メディアの放送申請、NCCが却下

 
 通信行政を管轄する国家通訊伝播委員会(NCC)は3日、有力紙蘋果日報などを発行する壱伝媒(ネクスト・メディア)が行ったテレビチャンネル免許申請を却下した。3日付中国時報が伝えた。

 申請が却下されたのは、娯楽、スポーツ、映画の3チャンネルで、同社のコンピューターグラフィックスを使った動画ニュース「動新聞」の露骨な描写が社会問題化した直後だけに、NCCも放送での表現方式に懸念を示した格好だ。経営計画書はそれぞれ8ページしかなく、番組制作方針などが明確でないため、NCCは申請をいったん却下し、追加書類の提出を求めた。

 NCCの陳正倉報道官は、番組への動画の活用について、「教育、科学技術、医学の分野では反対しないが、犯罪など社会ニュースを細かく描写する手法は台湾人にとって受け入れられない」と指摘した。

 一方、動新聞の社会問題化を受け、立法委員や民間団体は、わいせつ、暴力場面の再現シーンを規制する方向で、広播電視法(ラジオ・テレビ法)、衛星広播電視法(衛星ラジオ・テレビ法)、児童少年福利法の3法を改正する方針を固めた。